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広尾高が優勝、特産ツブのまぜそば とかちマルシェ料理甲子園

優勝した「グリン・ニシノ」のメンバー(後ろの画面左から田中さん、吉田さん、西野さん)と審査員ら

 全国の高校生が、十勝産食材を使ったアイデアレシピを競う「とかちマルシェ料理甲子園2023」(とかちマルシェ運営協議会主催)が29日、帯広市内の帯広経済センタービルで開かれた。広尾高校のチーム「グリン・ニシノ」が優勝した。十勝勢の優勝は2年ぶり。

 2016年に始まり今年で8回目。7都道府県から10校23チームが出場し、書類選考を通過した8校13チームが同日の最終選考で競った。コロナ禍の影響で、20年から4年連続でオンライン開催。各チームから事前に提出された30分の調理動画と3分のプレゼンテーション動画で審査した。

グリン・ニシノ考案の広尾のツブ貝と新得そばを使ったまぜそば(帯広商工会議所提供)

 優勝した広尾高のグリン・ニシノは3年の田中蘭さん(17)、西野心月(みづき)さん(18)、吉田あいらさん(17)の3人。広尾町の灯台ツブ貝や新得そばを使った「つぶ辛ダレと夏野菜のスタミナまぜそば」を考案。広尾のツブ貝を発信したいとの思いから考案した、そばとツブ貝のたれの組み合わせは、「貝のたれとそばが絡み、味と香りを楽しめる」(同チーム)。リーダーの吉田さんは「ツブ貝と他の十勝産食材との相性を試行錯誤した。進路などで忙しい時期で不安もあったが、優勝してとてもうれしい」と喜んだ。

 審査員を務めた料理研究家のヤミーさんは「ツブ貝のたれの活用法として、そうめんなど新得そば以外の麺類への応用も考えており、広尾町の食材を全国の家庭へ発信できる」、同じく料理研究家のきじまりゅうたさんは「食材への理解や伝え方がうまい」と評価した。

 十勝管内のチームでは、広尾高の「PTA」も「ショッキングなピンクの近未来いももち」を考案し、審査員特別賞を受賞した。

 入賞チームと、審査員2人が考案したレシピは、11月上旬にとかちマルシェの公式ホームページで公開される予定。(吉原慧)

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