子ども食堂へ、余った食材を寄付 今年も13日まで受け付け中
十勝総合振興局と、食品スーパーを展開する福原(帯広市、福原郁治社長)は、家庭で余った食材や衛生用品などを、管内の子ども食堂に寄付する「子ども食堂応援事業・フードドライブ」に取り組んでいる。13日まで、十勝管内フクハラ各店舗のサービスカウンターで受け付け中(一部店舗は通年)。物価高騰で食堂運営も影響を受ける中、一層の協力を呼び掛けている。(松岡秀宜)
同振興局は2020年2月、子ども食堂を核とした地域づくりの応援に関するタイアップ協定を締結。食料品などの安定供給にもつながるフードドライブに取り組んでいる。昨年度は米・缶詰・レトルト食品など計5322点、マスクやティッシュなどの衛生用品370個が集まり、子ども食堂運営団体に贈られた。
同振興局によると、管内の子ども食堂は計21カ所。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行後、弁当配布や集合形式での活動も再開している。
今年度の「子ども食堂応援事業・フードドライブ」は9月25日から開始。フクハラいっきゅう店(西19南2)でも、買い物客などから次々と善意が寄せられている。同社では「地域の子どもたちのための事業。食品ロス削減にもつながる。ぜひ、ご協力を」とする。
対象は未使用・未開封で、常温保存可能な賞味期限が3カ月以上先の食品。使い捨てマスク、消毒液、ビニール・ゴム手袋、せっけん、ペーパータオルなど未使用・未開封の衛生用品。問い合わせなどは振興局社会福祉課(0155・27・8704)へ。