SNSアプリ「Tiktok」で知り合った自称、台湾居住の外国人の女に紹介された投資会社の、社員を名乗る男に計約2100万
十勝管内の40代男性が21日、交流サイト(SNS)で知り合った人物に投資名目で現金合計約2100万円をだまし取られたと、帯広署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。
同署によると、男性は8月、SNSを通じて知り合った台湾在住の外国人女性を名乗る人物から、銅やスズなどの再生資源購入の投資を持ち掛けられ、投資会社が指定した銀行口座に9月20日までの間、現金数十万から数百万を数回に分けて、計約2100万円を振り込んだ。
投資会社のサイト上では、利益が出ていると見せる画面が表示されていたという。男性が19日にも現金を振り込もうとしたところ、複数の口座が凍結されていると金融機関から連絡があり、詐欺を疑って同署に来署した。男性は「サイト上で利益が出ているように見えたのでさらに振り込んだ」と話している。
男性はSNS「Tiktok」での投稿に「いいね」の反応をしたことで、女性を名乗る人物と接点ができ、別のSNSのアカウントを交換。「購入方法を教える」との誘いに応じて投資会社に会員登録すると、社員を名乗る男からSNSで連絡が来て、現金を振り込むように言われた。
同署は「SNSなどで投資目的の高額振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高い。警察に相談を」と強調、警察相談電話専用窓口「#9110」の活用を呼び掛けている。