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十勝も舞台の映画「キリエのうた」 23日の特別試写会に200人招待

「キリエのうた」のワンシーン((C)2023 Kyrie Film Band)

 岩井俊二監督が原作・脚本・監督を務め、十勝も舞台の一つとなっている映画「キリエのうた」が、10月13日に公開される。降りかかる苦難に翻弄(ほんろう)されながら交錯する、4人の男女のドラマチックな13年間を描く。今月23日には岩井監督が来勝し、帯広市内のシネマ太陽帯広(西3南11)で特別試写会が行われる。(北村里沙)

 映画の舞台となるのは石巻(宮城)、大阪、帯広、東京。所属していた“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」が6月に解散、現在ソロとして活動するアイナ・ジ・エンドが映画初主演。「スワロウテイル」(1996年)や「リリイ・シュシュのすべて」(2001年)など、音楽映画で名をはせてきた岩井監督の作品でアイナの声が響く。アイナが演じるのは歌うことでしか“声”が出せない路上ミュージシャン、キリエ。キリエが歌う詞と曲をアイナが書き下ろす。

 キリエと人生を交わらせるのは、姿を消した婚約者を探し続ける潮見夏彦と、傷ついた人々の心に寄り添う教師フミ、キリエのマネジャーを買って出る謎めいた女性、イッコ。アイドルグループ「SixTONES」の松村北斗が夏彦、黒木華がフミを、広瀬すずがイッコを演じる。

 十勝管内での撮影は、2022年2月下旬に帯広市、新得町、鹿追町、芽室町で行われた。

 「Love letter」の小樽市など北海道は岩井監督にとってゆかりの地。今回は岩井監督らがつくる音楽ユニット「ikire(いきれ)」が、ミュージックビデオの撮影で帯広を訪れたときに、今作品の舞台に使おうと決めたという。

シネマ太陽で試写、200人招待
 23日には特別試写会(十勝毎日新聞社主催)が行われ、岩井監督が上映後にあいさつする。ペア100組200人を招待。開場は午後1時50分、開始同2時10分、終了同5時45分。

 特別試写会の招待券は、Passen音更店/SWEAT音更店(音更町木野大通東14)で22日までの期間中、商品を一定額以上、購入した先着60組120人に進呈するほか、19日まで勝毎電子版会員特典ページと郵便はがきでも応募を受け付ける。郵便はがきは郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、職業、性別を記入して送る。宛先は〒080-8688 十勝毎日新聞社営業局「キリエのうた」特別試写会。

 当選の発表は招待券の発送で代える。問い合わせは同社営業局(0155・23・2323、月~金午前9時~午後5時)へ。

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