夜空に輝く大輪の花 勝毎花火大会
十勝の夏を彩る「第71回勝毎花火大会」(十勝毎日新聞社主催)が13日午後7時半から、帯広市内の十勝川河川敷特設会場で開かれた。大小色とりどりの花火や光の演出が夜空一面を覆い、観客は拍手を送ったり見入ったりして約1時間半の花火ショーを楽しんだ。
今年のテーマは「焔心(エンジン)~ココロ動かす、火をハナツ。」。緊迫した世界情勢や物価高騰、感染症などへの不安感が漂う時代に、十勝の人々の心に火がともり、前向きな気持ちがあふれ出す原動力「エンジン」になりたいと思いを込めた。
この日の帯広は曇り空で平年を下回る気温に。ただ、恒例の花火を楽しみに大勢の人が河川敷に訪れ、十勝管内在住者に向けて初めて設けられた無料整理券席でも、来場者が次々と夜空に上がる大輪に見入った。
全7部構成で、花火に合わせて照明や音楽、映像など最先端の技術も織り交ぜて会場を盛り上げた。第7部のグランドフィナーレでは、勝毎花火大会の代名詞となった金色の「錦冠(にしきかむろ)」が次々と打ち上がった。夜空一面が黄金色で埋め尽くされて花火は幕を下ろし、会場は大きな拍手に包まれた。(細谷敦生)
夜空に輝く大輪の花 勝毎花火大会
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