休みは「ほろん」で遊ぼう 地域に園庭開放 上士幌こども園
【上士幌】上士幌町認定こども園ほろん(横山利幸園長、園児162人)の南側園庭が、休日、親子の触れ合いや子どもたちが遊ぶ場として開放されている。同園によると、こども園の施設の休日開放は全国的に珍しい。同園は「地域住民の新たな交流・憩いの場として活用してほしい」と利用を呼び掛けている。(大健太郎)
地域住民の架け橋に
町内の保護者らから「安心して遊べる場所が少ない」「子育ての悩みを話したい」などの声が寄せられたことから、子育てをしている人が気軽に立ち寄り、子どもが遊べるようにと休日(土・日曜、祝日)の開放を決めた。
園庭の広さは約3900平方メートル。園児から小学生まで遊ぶことができる遊具を備える。屋根付きの砂場やブランコ、滑り台、築山、四方から出入りできる土管など11個の遊具が利用できる。開放に合わせて、園庭の利用に関する看板を設置した。
園舎に設置する幼児用外トイレのほか、保育実施中の土曜には地域サロンも開放。休日に公園のように遊びに来られる環境をつくり、子どもらが楽しく利用している。横山園長は「子どもたちが自由に遊ぶことで、親子の大事な触れ合いの時間になってもらえれば」と話している。期間は来年3月の融雪前まで。利用時間は午前9時~午後5時(冬期間は日没前まで)。問い合わせは同園(01564・2・3686)へ。
「ほろんの森」雲梯が登場
上士幌町認定こども園ほろんが、同園に隣接する遊び場「ほろんの森」に、新しく雲梯(うんてい)を取り付けた。子どもたちが早速、遊んでいる。
雲梯は高さ約1・5メートル、長さ約4メートル、幅1・5メートル。はしごの数は11本ある。握力や腕力、バランス感覚を子どもたちに養ってもらおうと設置。雲梯のほかに体幹を鍛える網はしごや、どろんこ遊びをして楽しむ立体砂場などの遊具を備えている。
ほろんの森は子どもが活発に体を動かすことで、体と心の成長につなげようと、2017年5月にオープン。周りにはブルーベリー、ヤマモミジといった四季を彩る植物が植えられ、観察することもできる。
横山園長は「子どもたちには主体的に体を動かして、五感を養ってほしい」と話している。ほろんの森は午前9時~午後5時に一般開放もしている。