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音更が単独校チームで出場1勝目指す あす開幕の夏の高校野球支部予選

単独チームを組み選手10人で夏に臨む音更。雑草魂で野球に打ち込んでいる

 甲子園につながる高校野球の第105回全国選手権大会十勝支部予選が24日、帯広の森野球場で開幕する。夏の単独出場を果たす音更は3年生4人、2年生1人、1年生2人の正式部員7人とサッカー部などの助っ人3人で1勝を目指す。

 1年夏、2年夏に続いて3回目の単独出場を前に、高橋海翔主将(3年)は「毎日一緒に練習している仲間だけでチームを組める。こんなにうれしいことはない」。夕暮れのグラウンドで汗を流す部員たちの姿を見ながら感慨深げだ。

 3学年がそろう夏は単独出場にこだわってきた。「(連合チームで出られない選手も)単独なら全員出場させられる。せっかく3年間頑張ってきたので」。今年から母校に赴任した坂田直人監督は理由を明かす。高松和博部長と共に生徒に声を掛けて回り、3人が助っ人に加わって単独チームとしての体裁を整えた。

 連合を抜けた春季支部予選以降は練習試合を6試合実施。打線がつながり勝利を収めた試合もあったが、エラーが重なり敗れた試合もあった。坂田監督は「守りのミスは想定内。本番では何とかその数を減らしてほしい」と期待する。

春までの盟友と初戦で激突
 初戦は、目標の1勝に向け秋春と共にプレーした鹿追・本別・清水連合と対戦する。「互いに手の内が分かっている。いつも通り冷静にやれば勝てる」と高橋主将。自分たちだけの最後の夏、そう簡単に終わらせるつもりはない。


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