エーコープ足寄店跡地にサツドラ出店 来年9月開店へ
【足寄】JAあしょろ(新津賀庸組合長)は2日、4月下旬に閉店したエーコープあしょろ店(足寄町南3ノ1)の跡地に、ドラッグストア道内大手のサッポロドラッグストアー(サツドラ、札幌)が出店すると発表した。売り場面積は約1260平方メートルでエーコープの約1・6倍。野菜や肉など食材や総菜など食品の取り扱いも検討しており、飲食可能な休憩スペースも設置する。来年4月着工、同9月開店を目指す。
敷地面積は約4440平方メートル。土地の所有者はJAあしょろで、JAとサツドラで20年間の土地の賃貸借契約を結ぶ予定。JAが現建物を今年中に解体して更地にし、サツドラが新店舗を建設する。
建物は鉄骨造平屋で、床面積は約1400平方メートル。商品数は約2万5000点。サツドラによると、管内で比較すると大樹店と同じ規模で、道内では標準の広さ。足寄の人口規模としては「大型と言える店舗」としている。
JA側は、地域住民の買い物の利便性を考え、食材や食品を多く置いてもらえるようにサツドラに要望している。また、町の医療バス利用者が受診の傍らエーコープで買い物をしていたことから、バスの待ち時間に利用できる休憩場所の設置も依頼した。
サツドラでは「足寄の新店舗規模では通常は設けていないが、高齢の方もいると聞いて考慮した」とテーブルや椅子を置く方向だ。新津組合長は「跡地利用が決まり安心した。地域住民のニーズに添えるような店舗にしていただければ」と話している。
サツドラでは、500~600メートルほど離れた場所で約20年前から営業している、足寄店(北3ノ1)が小規模で商品構成的に不十分として、建て替えや移転を視野に入れていた。ただ、現店舗と新店舗の統廃合については「未定」(同社)としている。(北雅貴)