初物尽くし「世界がまだ見ぬボールパーク」エスコンフィールドHOKKAIDOメディア向け内覧会
【北広島】プロ野球パ・リーグ「北海道日本ハムファイターズ」の新たな本拠地球場となる北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」で6日、報道陣向けの内覧会が行われた。球場内外に設けられた「世界がまだ見ぬ」設備や施設の多くに、全国から集まった各メディアから感嘆の声が上がっていた。
ホテルや温泉も
同球場はさまざまなアクティビィティー(遊びの活動)を体験できる「北海道ボールパークFビレッジ」内に建設されており、面積は約5万平方メートル、収容人数は最大約3万5000人。日本“初”の開閉式屋根付き天然芝球場で、左翼スタンド側にある5階層ビル「TOWER11」には、アジア“初”のフィールドが一望できる球場一体型ホテルや、世界“初”の球場内温泉・サウナを備えるなど、まさに“初物尽くし”の空間となっている。
1~3階の各フロアには和・洋・中合わせて38の飲食テナントがズラリと並ぶ。うち10店舗が入る「七つ星横町」と命名されたエリアでは「知らない人とも会話が弾む場所」をコンセプトに、試合終了後の飲食も可能。クラフトビール醸造所を構えたルーフトップバー「そらとしばbyよなよなエール」はここでしか楽しめない3種の限定ビールを楽しめる。これらの店やグッズストア、売り子による商品販売は全てキャッシュレスで決済する。
ゴージャス監督室
この日は専用衣装を着用したファイターズガールがガイドを務め、報道陣に対してスタジアムツアーを30分間実施。通常非公開のチームエリアを巡って、選手らが3年かけて構想した日本の球場の中では最も広いとされるロッカールーム(約316平方メートル)や、黒や金色をアクセントにしたゴージャスな監督室などがお披露目された。案内を担当した大西真帆さん(27)は「ロッカーからダッグアウトまでの廊下は、選手の気持ちを高めるために、わざと『コツコツ』と音が鳴る構造をしている」などの小ネタを交えながら丁寧に説明していた。今後、スタジアムツアーは予約を受けた一般客に1時間程度行う。
同球場の正式開業は東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕戦の30日を予定している。(山田夏航)
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