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イイズナ「雪月」死ぬ 国内唯一の展示個体 おびひろ動物園

おびひろ動物園のイイズナ「雪月」(同園提供)

 おびひろ動物園(柚原和敏園長)のキタイイズナ「雪月(ゆづき)」(性別不明・3歳以上)が1月31日に死んだ。イイズナを展示する動物園は全国でも同園のみで、雪月は日本で唯一の展示個体だった。

 イイズナは北半球に生息するイタチの仲間で、体長は約20センチ。世界最小の食肉目動物として知られる。日本では北海道や東北などに生息し、道内の亜種をキタイイズナと呼ぶ。

 雪月は2019年2月にオホーツク管内置戸町で保護され、同園にやって来た。31日は、午前中、元気な様子を見せていたが、午後2時半の給餌の際に死んでいるのを飼育員が確認した。解剖したが死因は特定できなかった。

 野生では1、2年の寿命といわれるイイズナ。同園は「小さいながら非常にすばしっこく動く姿を見せ続けてくれた」と雪月に感謝する。これにより同園でのイイズナの展示は終了となる。(近藤周)

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