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コーヒーとジャズの喫茶店オープン 更別村内の住宅地

店内でコーヒーをいれる村瀬さん

 【更別】更別村の住宅地にある、黒壁のしゃれた建物が話題になっている。2種類のコーヒーのみを提供する喫茶「惺(せい)」(村本町)。元村職員で現在は村文化協会会長を務める村瀬泰伸さん(72)が昨年12月、自宅敷地内に開いた。

 村瀬さんは尺八や写真など趣味が多彩なことでも知られ、喫茶店も「趣味を兼ねて始めた」。「提供できるものはコーヒーしかない」と、メニューはモカとマンデリンの2種類(各480円)に限定している。

 コーヒーの卸売専門店から生豆(きまめ)を仕入れて自身で焙煎(ばいせん)し、注文を受けてから豆をひいて丁寧にいれる。ユニークなのは、村内の店で購入したケーキやパンなどの「持ち込みOK」をうたっていること。

黒壁の喫茶店の外観

 約33平方メートルの店内には、窓に面したカウンター6席と4人掛けのテーブルを2卓用意している。棚には村瀬さんのレコードコレクションが飾られ、ジャズの名曲が流れる。

 村瀬さんは「中高年の男性は出ていく場所がなく、趣味を生かす機会も少ない。それを残念に感じている人たちがコーヒーを飲みに立ち寄れる場所になれば」と話している。

 定休日に店舗を貸す「喫茶店レンタル」も行っている。夏には持ち込み食材による薫製の提供(750円)も始める予定だ。

 営業は木・金・土曜の正午~午後6時。問い合わせは電話(090・8275・4918)で。(斉藤さゆり通信員)

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