「ビザなし破棄」元島民の安田さん、落胆と憤り
ロシア外務省が、北方領土の「ビザなし交流」などに関する日本との合意を破棄した問題。元島民からは怒りと落胆の声が上がり、困惑も広がる。帯広市に住む択捉島出身の安田愛子さん(82)もその一人。十勝管内在住の元島民では唯一の「語り部」として活動する安田さんは、「古里が遠くなってしまう。歴史的な経緯を忘れてはいけない」と訴える。
安田さんは、択捉島北部の蘂取(しべとろ)村生まれ。6歳...
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