敗者復活に向け市長に活動PR 帯南商クッキング部
「第11回ご当地! 絶品うまいもん甲子園」(全国食の甲子園協会主催)北海道・東北エリア選抜大会(8月、仙台市)で1位を逃した帯広南商業高校クッキング部の3人が、敗者復活での決勝大会(11月、東京)出場を目指してインターネット投票の協力を呼び掛けている。8日には帯広市役所を訪れ、米沢則寿市長に出品料理をPRした。
同甲子園は全国の高校生を対象とした地元食材の料理コンテスト。同部から吉川綾乃さん、松木天俊さん、下地真央さん(以上3年)がサケトバやコンブ、ナガイモなど十勝の食材を使った「おにぎらず(握らないおにぎり)」風の料理「わやうめえ蝦夷にぎ2」を出品した。
3人は顧問の松原明香教諭とともに市役所を訪問。吉川さんが「敗者復活戦に向けてご協力をお願いします」とあいさつし、米沢市長に「蝦夷にぎ2」を手渡した。
米沢市長は票を得るには「戦術・戦略が必要」と説き、同校OB・OGやボランティア活動などで縁がある人への協力依頼を助言。「活動に共鳴する人をどれだけ増やしていくか。発信するのも皆さんの一つの活動」と激励した。松木さんは「戦略や(人を動かす)大変さ、縁の話を聞けてすごくためになりました」と気持ちを新たにしていた。
投票は16~19日 28校中1校進出
敗者復活戦には28校がエントリー。インターネット投票は16日正午から19日午後6時までで、最も得票した1校が決勝進出する。同部では5000票獲得を目指す。投票は公式ラインアカウントで。(澤村真理子)