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全国総文祭書道で菅公賞受賞 帯三条3年の伊原さん

賞状を手に笑顔の伊原さん

 帯広三条高校3年の伊原悠花さん(18)が、全国高等学校総合文化祭(総文祭、7月31日~8月4日・東京)の書道部門で、第5席に当たる「菅公賞・特別賞」を受賞した。総文祭で全国各地の書道部の生徒と交流した伊原さんは「たくさんのことを学べました」と満面の笑顔を見せる。(澤村真理子)

 昨年の全道高校書道展で、唐時代の顔真卿の臨書を出品して総文祭の出場権を得た。もともと臨書を得意としていたが、総文祭に向けて創作にチャレンジした。

 受賞作「冬の毛嵐」は、厳寒の十勝川で見られる「けあらし」をイメージし、太さの異なる2本の筆を使って「冬の毛嵐 雲龍の如く」の文字を力強くしたためた。審査では「自身の言葉を全体構成や線質に託し、力強く詩情豊かな作品」と評価された。

菅公賞を受賞した伊原さんの作品「冬の毛嵐」

 総文祭では、各都道府県代表として出品された300点の作品を鑑賞したり、各地の高校生とグループを作って江戸文字の寄せ書きを制作したりして刺激を受けた。「北海道の高校生の作品は迫力があるものが多く、本州は大人っぽい感じがして、傾向の違いがあった」と話す。

 現在、高校生活最後の出品となる「書の甲子園」に向けて作品を制作中。「総文祭で学んだことを生かしていきたい」と意欲をにじませる。

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