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帯広能に200人 伝統芸能を間近に鑑賞

弁慶(左)と牛若丸が刀を交える能「橋弁慶」の一場面(金野和彦撮影)

 能楽の喜多流による野外公演「喜多流 帯広能」(若者能実行員会主催)が21日、帯広市内の緑ケ丘公園グリーンステージ特設能舞台で開かれた。十勝管内外から200人余りが参加。青空の下、五穀豊穣(ほうじょう)や天下泰平を祈る能楽を間近で鑑賞した。

 四つの演目のうち、能「鶴」はシテ方喜多流能楽師の塩津哲生さんが、33年前の「おびひろ薪能」で演じた1曲。装束が純白に変わって1羽のタンチョウヅルが現れ、優美な舞を披露した。牛若丸と弁慶の抗争を描いた能「橋弁慶」では、牛若丸と弁慶の出会いに緊迫した空気が漂い、決闘になると太鼓・小鼓などの楽器も勢いを増して壮大な場面をもり立てた。

 能の鑑賞は初めてという清水御影小5年の伊東楓夏さん(11)は「言葉は難しかったけど、弁慶の話は面白かった。鼓をたたいてみたい」と楽しんでいた。(牧内奏)

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  • 弁慶(左)と牛若丸が刀を交える能「橋弁慶」の一場面(金野和彦撮影)

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