米国出身のエレノアちゃん、音更大谷幼稚園に短期入園
【音更】米国出身のエレノア・ルースリーちゃん(6)が、6月末から22日まで音更大谷幼稚園(平子利恵園長、園児117人)に短期体験入園した。日本の幼稚園生活を満喫したエレノアちゃんは、8月上旬に家族とともに米国に帰国する予定。
エレノアちゃんは、母親の聖沙(きよさ)・ルースリーさん(32)の実家がある音更町に、姉で小学3年生のソフィア・ルースリーさん(8)と一緒に訪れた。父親で米国の会社員、チャドウィック・ルースリーさん(31)が愛知県に出張するのに合わせて家族で来日した。
エレノアちゃんにとって初めての日本の幼稚園生活だが、物おじしない性格で周囲とすぐに打ち解けた。平子園長(46)は「幼稚園行事のお泊まり会(15、16両日)にも積極的に参加するなどすごく元気がいい」と話した。言葉は英語のため通じないが、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取っている。エレノアちゃんは「幼稚園はすごく楽しい。友達もできた」と笑顔を見せる。
姉は小学校に
ソフィアさんは、聖沙さんが里帰り出産をした2018年に同幼稚園に短期入園した。今回は小学生になったことから、音更小学校での短期入学を体験した。
聖沙さんは音更中学校を卒業後、オーストラリアの高校に進学。その後、米国の大学で学び、結婚した。聖沙さんは姉妹を日本で短期入園・学させたことに、「私の故郷を知ってもらいたかったので、受け入れてくれた幼稚園や小学校にとても感謝している。子どもたちには国際的な感覚をもって自由に楽しく生きてもらいたい」と話している。
エレノアちゃんとソフィアさんは、23日から幼稚園、学校ともに夏休みに入るため、家族らと日本での生活を楽しむ予定。(内形勝也)