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中札内「ロッカノヨル」 ランタンや音楽で幻想空間広がる

風船でできたランタンを一斉に夜空へ放つ来場者ら

 【中札内】中札内村内の六花の森で、光のアートと音楽を楽しむ夜のイベント「ロッカノヨル」が16日、2年間の中止を経て初開催された。夜間初公開となった六花の森で、来場者は光と音で彩られた幻想的な世界観に浸った。

 実行委員会の主催。「花と緑とアートの村」を掲げる同村のさらなる魅力発信に加え、村民が足を運ぶイベントに-と3年前から計画してきた。会場は「光の切り絵」作家、酒井敦美さん(愛知県)がプロデュース。村民らの手作りライトなどで会場に明かりがともった。

 この日は雨に見舞われたが、午後5時半の開始以降、村内外から多くの人が訪れ、入り口には長蛇の列ができた。大道芸や十勝ゆかりの演奏家によるステージ、キッチンカーなどが来場者を楽しませた。

 午後8時すぎには、風船でできたランタンが、来場者によって一斉に空に浮かび上がった。家族と訪れた帯広柏小5年の村井秀太郎君(11)は「雨は残念だけれど、風船を打ち上げることができて楽しかった」と笑顔だった。(石川彩乃)

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    手作りランタンの明かりがともされた会場

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