十勝中札内グルメフォンド3年ぶり開催 サイクリングや食楽しむ
【中札内】第8回十勝中札内グルメフォンドが9、10の両日、中札内村などで開かれた。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。参加者はあいにくの雨の中、サイクリングや十勝の食を堪能した。
運営委員会(西麻衣子大会長)が主催。自転車で規定のコースを走りながら、食や景観などで夏の十勝を満喫してもらうイベントとして2013年にスタートした。
村内のグランピングリゾート・フェーリエンドルフを起点に、35、50、105キロの3部門を設定。最長で帯広市や幕別町などにもまたがるコースを作った。
9日はトークライブや抽選会などを実施。10日は道内外から約500人がエントリー。西大会長が「帰ってからのバーベキューと温泉を楽しみに元気に戻ってきて」、中札内村の森田匡彦村長が「最も北海道らしいと言われている十勝、中札内村のライドをたっぷりと楽しんでいただきたい」とあいさつした。
午前7時半に105キロコースの出場者が出発し、その後、順次各コースの参加者がスタートした。宗谷管内枝幸町から参加した金野元久さん(53)=会社員=は「友人に誘われ初めて参加した。雨なので転ばないように気をつけて走りたい。何よりも十勝の食を楽しみたい」と話していた。
出場者はかっぱを身に着けるなどして、滑りやすい路面に注意しながら走行。各チェックポイントではカレーやソフトクリームなどを楽しみ、終了後のバーベキュー大会に参加した。また、23日にオープンするフェーリエンドルフの十勝エアポートスパそらが特別開放され、サイクリングの疲れを癒やした。(本田龍之介)