笹井ホテル26年ぶり大改修 22日新装オープン
【音更】十勝川温泉の老舗旅館ホテル「笹井ホテル」(永井崇志社長)は22日、リニューアルオープンした。1996年以来26年ぶりの大規模改修で、客室、レストラン、大浴場など総工費約2億7000万円を投じて誘客に本腰を入れる。
4月1日から同25日まで改修工事のため休館。6階建てで、客室は99室のうち5階1室、6階10室の計11室の内装を一新。ベッドを設置した和室は清潔感がある仕上がりとなっており、のんびりとくつろげる。
レストランはレイアウトを大幅に変更。改修前よりも座席数を減らして56席を配置し、ゆったりとしたスペースを確保。キッズルームも設けた。十勝、道産食材にこだわった和洋中のバイキングを堪能できる。
モール温泉を楽しめる大浴場は男女湯それぞれに陶器製の五右衛門風呂2釜ずつを配置。この他にもロビー、ラウンジ、売店なども改修した。
笹井ホテルは明治期発祥で1913年に笹井温泉を設立し、57年に法人化。2021年に北海道オールスター2号投資事業有限責任組合が出資して設立したSH(音更)が事業継承。同年11月1日付で笹井ホテルに商号変更した。
21年12月に旧経営陣の笹井清志前社長が他界し、新会社に旧経営陣の一人だった笹井前社長の長男、笹井尚之氏(47)が取締役として参画。次男、笹井慎司氏(33)は総務課長兼予約課長を務める。笹井取締役は「お客さまに安心、安全にくつろいでいただけるように万全の体制でお客さまをお出迎えしたい」と話している。
今回改修した客室(和室)の宿泊料は、1泊2食付き1人1万6500円~。チェックイン午後3時、チェックアウト午前10時。宿泊予約、問い合わせは、同ホテル(0155・46・2211)へ。(内形勝也)