愛国小で一輪車教室 元世界チャンピオン白木さんが指導
特色ある教育活動の一環として、全校児童が一輪車に取り組む帯広愛国小学校(萩原啓司校長、児童25人)で13日、元世界チャンピオンを招いた一輪車教室が初めて開かれた。
同校の一輪車の取り組みは1990年代半ばにスタート。開校90周年(94年)の記念に一輪車の寄贈を受けたことが始まりで、毎年、学習発表会で練習の成果を披露している。この日は一輪車競技ペア演技元世界チャンピオンの白木真沙美さん(音更)を講師に、1、2年生、3~6年生に分かれて学んだ。
1、2年生の教室では、初めに白木さんが「片足乗り」やペダルを使わずにタイヤを蹴って進む「タイヤ乗り」、スピンなど華麗な技の数々を披露。続いて、全員が一輪車に乗り、指導を受けた。
白木さんは「頭から背中を真っすぐに。目線は遠くを見て」とアドバイス。まだ乗れない児童は白木さんと手をつないでゆっくり進み、乗れる児童はバック走行などを練習し、白木さんを交え一列に手をつないで体育館の端から端まで前進した。
1年生の森田るなさん(6)は「姿勢をよくすることが分かった。発表会までに乗れるようになりたい」と意気込んでいた。(澤村真理子)