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ばん馬2頭来年冬導入へ おびひろ動物園

馬ふれあい舎の建設予定地となった旧ラクダ舎跡地

 おびひろ動物園(柚原和敏園長)は来年12月までに「馬ふれあい舎」を整備し、ばん馬2頭を導入する。「動物園に十勝らしい家畜を」という市民の声を受け、十勝開拓の礎を築いた馬の展示を決めた。

 建設予定地は、同園西側のライオン舎隣にある旧ラクダ舎跡地。2014年にフタコブラクダの「ボス」が死んでから、臨時でヤギ、ヒツジが入る以外は空き獣舎となっていた。

 帯広市は6月補正予算で調査・設計費など773万円を計上。建設費を含めた総事業費は約1億円で、全国乗馬倶楽部振興協会の助成金などを活用する計画。

ばん馬と接することができる帯広競馬場のふれあい動物園。2023年冬からはおびひろ動物園でも間近に見られるように

 柚原園長は、ばん馬を選んだ理由について「道内では開拓時代から活躍し、昔からなじみのある動物」と話し、「馬の中で最大級で、迫力を感じてもらえるのでは。教育の場として間近で観察してもらえたら」と期待を寄せる。ばん馬2頭の導入元はまだ決まっておらず、ばんえい競馬を所管する市ばんえい振興室などと協議している。

 かつては農耕馬として、現在は世界で唯一のばんえい競馬で活躍し、十勝になくてはならない存在となったばん馬。同園の新たな十勝発信の場としても注目される。(近藤周)

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