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札内川ダムで熟成のコーヒー豆 中札内のハレノヒ珈琲店で27日から販売

試飲に訪れた森田村長(右)と藤村店主。左は帯広河川事務所の須賀可人所長

 【中札内】札内川ダム(中札内村南札内)で短期熟成したコーヒー豆の販売が、27日にオープンした村内のカフェ「ハレノヒ珈琲店」(東2北7)で始まった。豆の販売だけでなく、店内で提供するコーヒーやスイーツなどにも利用し、目玉商品として売り出す考えだ。(石川彩乃)

 同店は、村に移住した藤村香織さん(43)が、「日常をハレの日に」をコンセプトにコーヒー専門店として開業。生豆は2度洗ってつけ置きし、天日干しすることで、すっきりとした味わいを目指した。自家焙煎(ばいせん)にもこだわるなど手間を惜しまないのが特徴だ。

 札内川ダムには焙煎後の豆を持ち込み、2週間ほど短期熟成。「札内川ダムトンネルの熟成豆ブレンド」と名付け、店内で提供する。深煎りだが苦みはなく、濃厚な甘みと巨峰やカシスのような香りが特徴。藤村さんは「水出しコーヒーはブランデーのような風味が出た。想像以上においしい」と太鼓判を押す。

 ダムを管理する帯広開発建設部帯広河川事務所によると、札内川ダムで熟成したコーヒー豆の販売は同店が初めてとなる。

 オープン前日の26日には、森田匡彦村長や同事務所の須賀可人所長ら関係者が訪れ、コーヒーを試飲した。森田村長は「香りが高く、深みのある味わい。札内川の水を使ってコーヒーを出していただけるのもうれしい」と喜んだ。

 豆は100グラム1100円、250グラム2400円、500グラム5150円で販売。ハンドドリップコーヒーは680円、水出しは限定15杯、同価格で提供する。熟成豆を使用したティラミスなどのスイーツも用意している。

 午前10時~午後6時。月曜定休。

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  • 札内川ダムで熟成のコーヒー豆 中札内のハレノヒ珈琲店で27日から販売

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  • 熟成豆のドリップコーヒーを試飲する森田村長と藤村さん(右)

    熟成豆のドリップコーヒーを試飲する森田村長と藤村さん(右)

  • 札内川ダム内の通路で貯蔵されたコーヒー豆を使用している(12日)

    札内川ダム内の通路で貯蔵されたコーヒー豆を使用している(12日)

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