首都圏の大学生3人が創造設計舎で実践型インターン 建築デザインの魅力を冊子に
首都圏の大学生3人が創造設計舎(帯広市、太田豊社長)で2月上旬から2カ月間の日程で、「実践型インターンシップ」を行っている。学生が社員とともに企業が抱える課題解決に取り組むプログラム。同社が十勝の建設デザイン業界の人材不足という課題の解決に向け、仕事のやりがいや地域の魅力を紹介する小冊子づくりに参加している。
実践型インターンシップは全国で行われており、道内ではNPO法人北海道エンブリッジ(札幌市)の前身の任意団体が2006年に始めた。道内各地にコーディネーターを配置しており、創造設計舎はCultura(帯広市、曽根裕恵代表)がプロジェクトの設計や学生の生活支援をしている。
参加しているのは、徳増伶太さん(横浜市立大2年)、齋藤優奈さん(東洋大学2年)、徳永裕隆さん(横浜国立大1年)。
2月7日から3月11日まで市内に滞在し、建築デザインに関わる人の働き方や仕事の魅力について、十勝管内の4社約20人を取材した。12日からはオンラインで、社員と小冊子の制作を進め、4月中旬に完成させる。
同社の浜野祥一副社長は「業界全体の課題解決に向け、学生と一緒に取り組むことで他社の人も参加しやすく、良い機会になっている」と話す。
十勝管内では、20年度に菱中産業(帯広市)とat LOCAL(士幌町)が実践型インターンシップを受け入れている。(大海雪乃)