幕別 前町長岡田さんの告別式 しめやかに
【幕別】2月26日に死去した前幕別町長で、名誉町民の岡田和夫さん(享年78)の告別式が4日午前10時から町百年記念ホールで開かれた。出席者は岡田さんのまちづくりへの功績に思いを巡らせ、故人を悼んだ。
町と岡田家の合同葬で、遺族のほか、石川香織、中川郁子両衆院議員、喜多龍一道議、十勝管内の首長・議会議長、町民ら約200人が参列した。
葬儀委員長の飯田晴義町長、同副委員長の寺林俊幸町議会議長、喜多道議、友人代表で景山倫照さんが弔辞を述べた。飯田町長は「温情を持って人と接した徳望家。忠類村との合併の道は平坦でなく一時は暗礁に乗り上げたが、その時岡田さんの懐の大きさを感じた。明るく豊かな故郷を作るために、なお一層まちづくりに取り組むことを誓う」と語った。
葬儀終了後、ひつぎを乗せた霊きゅう車は町役場などを回った。
岡田さんは1945年、幕別町札内生まれ。白人小、白人中、帯広三条高卒、自治大学校修了。64年に役場入りし、総務部長や教育長などを歴任。99年の町長選で初当選し、4期16年にわたり町政を担った。2018年に旭日双光章受章。ここ数年は体調が悪化し、入退院を続けていた。(本田龍之介)