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カーリング熱再び ロコ・ソラーレ五輪銀で体験希望急増

五輪を機に関心を持ちカーリング体験に訪れた大阪の大学生。初めてながらもルールを習得し盛り上がっていた(22日、帯広市のカールプレックスおびひろで、塩原真撮影)

 北京五輪の女子カーリングでロコ・ソラーレ(北見市)が銀メダルを獲得する快進撃を受けて、競技体験希望者が増えている。帯広市内の通年型屋内カーリング場「カールプレックスおびひろ」には、五輪期間中から問い合わせが毎日のようにあり、26日に開催される第1回体験会(帯広カーリング協会主催)には、受け付け開始から1週間で、すでに20人ほどが申し込む盛況ぶりだ。

 同場には、ロコ・ソラーレの五輪初戦となった10日のスウェーデン戦あたりから問い合わせが増え、決勝日が行われた20日の日曜日には、四つのシートがすべて体験希望者で埋まった。

 その後も札幌圏の高校から3月に20人ほどの仮予約を受けるなど、平日も電話が鳴り続けている。同場によると「例年の10倍ぐらい。3月まで2日に1回ぐらいのペースで予約が入っている」。

 22日には、大学の卒業旅行で道内を4泊5日で巡っていた大阪出身の西島虎彦さん(23)=大阪大=、濵井佑太さん(23)=北大=、氏本翔さん(23)=大阪大=の3人組が同場を訪れた。「1泊目の稚内の宿のテレビで、スイスに勝ったのを見た瞬間、体験したいと思った」(西島さん)。旅程の中で予約が取れたことで、急きょスケジュールに組み入れた。

 同場の川平操子フロアマネジャーから投げ方のレクチャーを受け、ゲームに臨んだ3人は、狙った位置に石を置くドローショットの難しさなど、身をもって体験。「五輪選手がいかに繊細なコントロールをしているかが分かった」(濵井さん)。

 3人が最も盛り上がったのは、相手の石をはじき出すダブルテークアウトが飛び出した瞬間。決めた氏本さんは「あの時だけはオリンピック選手の気持ちになった」とちょっぴり胸を張った。

 銅メダルだった4年前の平昌五輪後も、同年夏まで今回同様の人気ぶりだった。今回もこの波を生かし、競技者増加への道筋をつけていく。(岡部彰広)

26日体験会 1人OK
 26日に行われる第1回体験会は、1人の参加でもゲームの楽しさに触れることができる。申し込みは電話(080・1974・1153)またはEメール(m-kawahira@tsuchiyanoki.com)。午前9時~同11時、2部が同10時~正午の2部制で定員各20人。小学3年生以上対象で参加料は小・中学生1100円、高校生以上2200円。3月20、21日にも行う。

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