日本(ロコ・ソラ―レ)銀メダル 決勝で英国に3―10敗れる 女子カーリング北京五輪
北京五輪は最終日の20日午前10時5分(日本時間)から、国家水泳センターでカーリング女子の決勝を行い、石崎琴美(帯南商高出)がリザーブを務める日本代表のロコ・ソラーレ(北見市常呂町)は3-10で英国に敗れたが、史上初の銀メダルを獲得した。
序盤は好ショットの応酬でほぼ互角の戦いだったが、第5エンドに1点のスチールを許すなど前半に1-4とリードを許した。後半は第6エンドに1得点したが、続く第7エンドに大量4失点して大勢を決められた。終盤の追撃も及ばず第9エンド終了時点でコンシードした。
2018年平昌五輪銅メダルの日本は、今大会の1次リーグを5勝4敗で終えて4位で通過。18日の準決勝は同リーグ最終戦で日本が敗れている同リーグ首位のスイスを8-6で破る大金星で史上初の決勝進出。同じく準決勝で、前回大会覇者のスウェーデンを延長戦の末に破った英国は、日本が平昌大会の3位決定戦で激闘の末に制した因縁の相手だったが、今回リベンジを喫した。
日本のリザーブを務めた石崎琴美(43)は2002年ソルトレークシティー五輪でリザーブ、10年バンクーバー五輪ではリードとして出場した。今大会はリザーブとして、試合でチームが使うストーン8個を前日の夜間に試してデータを収集する「ナイトプラクティス」などで献身的にチームを支え、冬季五輪の日本勢での最年長メダリスト記録(14年ソチ五輪スキー・ジャンプ競技で銀・銅メダル獲得の葛西紀明=当時41歳)を更新した。(横田光俊)