生態や魅力知って おびひろ動物園が動物のフォトブック作成 図書館でコーナーも
おびひろ動物園(柚原和敏園長)は12月、飼育する動物の写真をまとめたフォトブックを5種類作成した。帯広市図書館や、同園正門付近の動物園センターで見ることができる。
同園はこれまでもフォトブック作成を行っている。今年は同園のSNSで人気だった「エゾタヌキ」「アザラシ」「フクロウ」「アメリカビーバー」の4種を作成。担当飼育展示係のアイデアで動物の魅力を伝える説明文や写真を選んだ。
このほか「飼育員から見た動物たち」と題して、同園で飼育する動物のほぼすべてを網羅したフォトブックも作った。
A5サイズで、人気4種は31ページ、もう1種類は47ページ。フォトブックの中にはQRコードが2種類あり、同園ホームページの動物紹介ページにつながる。図書館と行う、飼育員が選んだ本を紹介する「アニマルチェック!!」とも連動。その動物に関する絵本や専門書の一覧ページにアクセスできる。
図書館1階には「アニマルチェック!! 冬休み編」として、1月27日までフォトブックや動物に関する本の特設コーナーを設置。フォトブックは貸し出し用と館内閲覧用を1冊ずつ用意した。動物園センターにも閲覧用を展示している。
エゾタヌキのフォトブック制作を行った担当飼育展示係の中山大志さん(29)は「動物の子どもから成獣までの成長の様子が記録され、動物の生態も学ぶことができる」と話している。(石川彩乃)