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清水高生考案のスイーツ、セコマで商品化 パティシエロワイヤルで優秀賞

十勝ラテアタルトを作った(左から)中林さんと堀田さん

 【清水】セコマ(札幌)などが主催するスイーツコンテスト「ハイスクールパティシエロワイヤル2021」で、清水高校(吉村教賢校長、生徒262人)の中林寿泉奈(すみな)さん=3年=と堀田優菜さん=同=が出品した「十勝ラテアタルト」が第2位となる優秀賞を獲得した。紅茶を使ったタルト生地に白あんとチーズプリンを重ねたスイーツ。上位4作品はセコマが商品化し、全道のセイコーマートで27日から10月10日まで限定発売される。

 コンテストは、次世代を担う高校生を対象に人材育成や産業育成を目的に、18年から実施している。出品するスイーツの条件は、北海道の魅力をPRできる洋菓子で、道産砂糖の使用と、その他道産食材を必ず1品以上使用することなどが設定されている。

 清水高校は同年に奨励賞(3位相当)、19年に今回と同じく優秀賞を受賞し、それぞれ商品化された。

 中林さんと堀田さんは、同校の生産技術系列食品分野に所属。普段から授業で食品加工や食品製造について学んでいる。

27日から全道のセイコーマート全店で発売する十勝ラテアタルト(セコマ提供)

 2人が出品した「十勝ラテアタルト」は、タルト生地に白花豆の白あん、クリームチーズ、生クリーム、牛乳、バターを使用した丸いチーズプリンが重なっている一品。

 最も苦労したのが、チーズプリンと白あんの割合。「チーズプリンを引き立てるための白あんなので、少なすぎるとチーズが強くなりすぎ、多すぎると甘さが強くなる」と堀田さん。割合を決めるため「食べるのも見るのも嫌になるぐらい試食した」(中林さん)という。

 「十勝ラテアタルト」は本体価格298円(8%税込み321・84円)。堀田さんは「紅茶とチーズ、白あんの組み合わせはあまりないと思う。この三つを同時に食べてみてほしい」、中林さんは「(白あんとチーズプリンの)バランスに自信があるので、それを味わって」と話している。

 コンテストには、道内の13高校から31チーム36作品の応募があり、1次審査を経て10チームが本選へと進んだ。管内では清水高校の他、広尾高校の寺澤雅貴さん=3年=と吉田姫菜さん=同=出品の「リリルバ~ユリ根とルバーブの仲人はチーズ~」が入賞となり、学校のある地域で限定販売される予定(時期・店舗未定)。

 なお最優秀賞は、真狩高校(後志管内真狩村)の生徒2人が出品した「クリームったっぷり!ハスカップのまんまるクッキーシュー」が受賞した。(平田幸嗣)

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