小児がん支援に関心を レモネード・スタンド
小児がんを患う子どもや家族の支援へ、レモネードを販売して収益を寄付する活動「レモネード・スタンド」が8日、帯広市内の緑ケ丘公園で開かれた。
長期・遠方での治療を強いられるなど経済的にも負担が大きい患者支援の必要性を知ってもらおうと、がん患者・家族の支援会enn(えん、古城剛代表世話人)と医療法人社団秀和会つがやす歯科医院が共催した。
会場では後志管内倶知安町の「HOKKAIDO GINGER LEMONADE」(1本400円)を販売した。会場にはこの日の活動を知ってボランティアに駆け付けた人もいた。
4月に米国から帯広へ引っ越した上村理絵さんは夫と子ども2人と参加。米国では、チャリティーや学校のために歩道や自分の家の前で子どもたちがレモネードを売るレモネード・スタンドが知られた存在で、「帯広でやると聞いてぜひ参加したいと思った」と手伝いを買って出た。
予約も含め、多くの来場者がレモネードを購入し、古城さんは、「興味を持ってもらい大変うれしい。面識のなかったがん患者の皆さんとも出会えた」と話していた。(澤村真理子)