帯農野球部に「勝どら」差し入れ 士幌高
士幌高校(赤穂悦生校長、生徒131人)は4日、生徒が作ったどら焼き「勝(かち)どら」100個を、高校野球の全国選手権大会に出場する帯広農業高校野球部に差し入れた。
昨春のセンバツ大会に帯農の出場が決まった後、士幌高は「試合に勝つ」「十勝の勝(かち)」にかけ、地元産の小麦や小豆を使ったどら焼きを寄贈。中止になった同大会の代替で行われた交流試合(8月)で帯農が1勝したことから縁起を担ぎ、今年も贈ることにした。
勝どらは、士幌高フードビジネス科の2、3年生45人が実習で製造。この日は、赤穂校長や農業クラブ会長で同科3年の阿部優月さんと同科2年の上面昭太朗さんらが帯農を訪れ、手渡した。阿部さんは「全国に帯農旋風を巻き起こすことを楽しみに、声援を送りたいと思います。頑張ってください」とメッセージを伝えた。帯農野球部の佐伯柊主将(3年)は「農業高校の代表として力いっぱいプレーしてきます。ありがとうございます」とお礼を述べた。(吉良敦)