学校敷地内に回遊式ガーデン造成 音更高校
【音更】音更高校(三上拓志校長)は選択科目「課題研究」を履修する3年生7人が中心になり、今年度から学校敷地内で回遊式ガーデンの造成に取り組んでいる。地域活性化の一環で、帯広信用金庫の「地元高校生による十勝の未来づくり応援プロジェクト」にも採択されており、8月下旬のオープンを目指し、生徒らが作業に汗を流している。
ガーデンはもともとあるヒマワリ畑(約1800平方メートル)を含む校舎西側の約3600平方メートル。ヒマワリ畑は1、2年生がデザイン・造成しており、昨年度と同様に地域の子どもたちに迷路として開放する予定。
回遊式ガーデン全体のデザイン、造成、管理、交流プログラムなどは3年生が担当。グラジオラスやダリア、コスモスなどの花やハーブを合わせて約70種、3000本ほどを植栽する。
19、20両日は、授業の一環で3年生が同ガーデンで除草作業を行った。3年の今野あかりさん(17)は「オープン後は地域の人たちに憩いの場として利用してもらいたい」と力を込める。
今後も定期的に除草作業などを行いながら、正式名称の決定や、看板の設置などをする予定。
教科担当の野坂渉教諭(33)は「将来的には(生徒たちが造った回遊式ガーデンが)町の財産の一つになれば」と話している。(内形勝也)