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事業承継引継ぎセンター 帯広サテライトが始動 帯商内に設置

「まずは気軽に相談を」と笑顔で話す帯広サテライトの担当者ら。前列中央が浦田さん

 北海道事業承継・引継ぎ支援センター(本部札幌)の「帯広サテライト」が今年度、帯広商工会議所(帯広市西3南9、帯広経済センタービル5階)内に設置され、活動を本格化させている。調整役を担うエリアコーディネーターの浦田祥範さん(60)は「公平中立をモットーに、会社の将来を考えるお手伝いをしたい。まずは相談を」と話している。

 同センターは札幌商工会議所が経産省(道経産局)から委託を受け、今年4月に開設された公的機関。経営者の高齢化が進み、事業承継ニーズが高まっており、全道42の商工会議所や行政、金融機関などと連携して事業承継支援をワンストップで行う。相談は無料。

 札幌本部(札商内)のほか、帯広など8商工会議所内にサテライトを配置。サテライトは相談の掘り起こしなどを担う。実際に事業者らから相談があった場合、地域ごとに配置されたコーディネーターが話を聞き、内容に応じ担当者(中小企業診断士)につなげる。

 浦田さんは幕別町出身。道銀で法人営業グループなどで事業承継などを担当。道銀地域総合研究所専務を経て、2018年に浦田コンサルティングオフィス(札幌)設立、北海道ベンチャーキャピタル(同)社長。

 道内の事業承継支援をめぐっては、札商が12年から同局の委託で北海道事業引継支援センターを運営し、M&A(合併&買収)や第三者承継などを支援。一方、親族内承継支援などは同じく経産省の委託で17年から北海道中小企業総合支援センター(同)が担うなど担当が分かれていた。北海道事業承継・引継ぎ支援センターは両機能を一元化する形で発足した。帯広サテライトは(0155・67・7383)。(佐藤いづみ)

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