第1弾の十勝小豆・ロールケーキは4月1日に販売 北海道十勝の食財
合同会社「北海道十勝の食財」(帯広市、設立準備中)は4月1日、JA十勝清水町の小豆を使ったロールケーキを発売する。同社に参画する菓子製造メーカー新杵堂(岐阜県、田口和寿会長)が同社のロールケーキの新商品として、十勝産原料に着目した。藤丸のほかネット通販でも扱い、十勝ブランドを国内外に発信する。
同社は、新杵堂の田口氏、帯広市内のガールズ農場などを展開するアグリファッショングループ(帯広市)の橋爪恒雄社長、アグリグローバルデザイン(大阪)の西川太郎代表の3人が設立する地域商社。十勝の食材を生かした加工品の発売やプロデュースを手掛ける。
第1弾商品として小豆を使ったロールケーキを企画。4月中旬ごろにはアグリファッショングループのジャガイモ、それ以降はJA中札内村の枝豆を使ったロールケーキを販売する。
ネット通販で高い評判を得る新杵堂のブランドを生かし、新杵堂が発売する形を取る。アジアのほか北米でも販路拡大を目指し、十勝の知名度を高める。
田口氏は「消費者に生産現場が見えるよう、自ら十勝の生産者と会い商品を仕上げている。アジアでは北海道の知名度は高く、北海道に詳しい人が多い。アジアから世界に商品を届けたい」と話している。(本田龍之介)