名馬オレノココロ、コウシュハウンカイ引退へ、ばんえい記念最後に
ばんえい十勝は、21日の最高峰重賞「ばんえい記念」(BG1)をラストレースに、重賞25勝のばんえい重賞最多記録を持つオレノココロ(牡11歳、槻舘重人調教師)と、同15勝のコウシュハウンカイ(同、松井浩文調教師)、同1勝のソウクンボーイ(同、西邑春夫調教師)が引退する。オレノココロとコウシュハウンカイは歴史に残る名勝負を何度も繰り広げ、近年のばんえい競馬を支えてきた。最後の勝負も注目される。
オレノココロは2012年5月デビュー。13年の「ばんえいダービー」(BG1)で初重賞勝利を飾ると、その後も活躍を続け、「ばんえい記念」を3度制すなど時代をけん引してきた。1月の「帯広記念」(同)を制し、9年連続の重賞勝利を果たすなど「ばんえい史上最強馬」との呼び声も高い。通算成績は172戦52勝。
コウシュハウンカイは2012年4月デビュー。13年の「ばんえい菊花賞」(BG2)で重賞初勝利。「帯広記念」など重賞15勝。連対率(1、2着に入った確率)は51・1%と50・0%のオレノココロを上回り、圧倒的な安定感で人気を博した。通算成績は190戦50勝。
2012年の「ヤングチャンピオンシップ」(BG2)を制したソウクンボーイ(通算成績260戦39勝)を加えた3頭の引退セレモニーは、20日の第1レース前の午後1時からパドックで行い、花束贈呈などが行われる(ファンからのプレゼントは1階総合案内所で受け付ける)。
オレノココロ、コウシュハウンカイの引退記念オリジナルトートバッグ(各80個)のプレゼントも抽選で行われる。希望者は20日午前11時から21日午後9時まで、ばんえい十勝ホームページ内の特設サイトから応募する。(大谷健人)