粟野さん最後の開催もグランプリ 農業・農村フォトコン表彰式
十勝の農業の魅力を発信する「第10回とかち農業・農村フォトコンテスト」(実行委主催)の表彰式が2月26日、帯広信用金庫中央支店(西3南14)で開かれた。今回が最後の開催で、締めくくりを飾った受賞者に賞状が贈られた。
昨年8~10月に「十勝の農村景観部門」「農業王国十勝の人部門」で作品を募集。全国から計66人199点が集まり、12月の審査会で入賞、入選作19点を決定した。景観部門には粟野秀明さん(57)=芽室町在住=の「十勝野の夜明け」が、人部門では佐藤真美さん(38)=帯広市在住=の「やったよ!!」がそれぞれグランプリに選ばれた。
表彰式では入賞者16人のうち5人が出席し、梶孝幸実行委員長から表彰状や記念品が贈られた。
粟野さんは2011年に開かれた第1回でもグランプリを受けている。「自分にとっての初のコンテスト参加であり、写真を始めるきっかけにもなった。十勝の魅力はまだまだあるので、また形を変えてやってほしい」と話した。
佐藤さんも「写真をきっかけに十勝の農業の素晴らしさを多くの人に知ってもらえたら」と思いを込めた。
コンテストの応募総数は第1回から数え延べ2448点、応募者数は700人以上。入賞作品は193点となった。
今回の入賞・入選作品は12日まで、同店1階のおびしんふれあいギャラリーで展示される。(大木祐介)