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帯広市の旧総体、解体作業大詰め

解体工事が大詰めを迎えた旧帯広市総合体育館(19日)

 帯広市の旧総合体育館(大通北1)の解体作業が大詰めを迎えている。3月末には作業が完了し、4月からは跡地を新総体の駐車場として整備する。周辺の緑地整備などを含めた外構工事を8月末までに終え、9月末をめどに新総体は全面オープンとなる。

 旧体育館は1972年に完成。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積5804平方メートルで、2019年末に閉館し解体工事がスタートした。20年2月に西側隣接地で新総体「よつ葉アリーナ十勝」がオープンしている。

 現在は大型重機を使った解体作業を実施。隣接する新総体との距離が近いことから、慎重に作業を進めている。作業は順調で、現場を統括する工事事務所の菅原善光所長は「駐車場ができれば体育館の利便性が高まる。最後まで気を引き締めて作業を進めたい」と話す。

 解体費用をめぐっては、昨年6月に建物内部から発がん性物質のアスベスト(石綿)が新たに見つかり、市は除去に掛かる費用1億2000万円を追加。当初予算3億5000万円から膨らんでいる。(岡田優人)

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