氷の藤棚人気 氷まつり最終日
「第58回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)は31日、最終日を迎えた。天候にも恵まれ、メイン会場の「夢の北広場」(JR帯広駅北側)には、午前中から多くの家族連れが訪れ、氷雪像前で記念写真を撮るなど楽しんでいた。
氷まつりは29日に開幕。今年は新型コロナウイルス対策で例年の緑ケ丘公園から会場を変更し、規模も縮小して開催されてきた。
回転そりや氷の滑り台がなく、展示中心の中で子どもの人気を集めたのが、帯広商工会議所青年部による藤棚を氷と造花で表現した「藤の花イルミネーション」。人気漫画・アニメ「鬼滅の刃」では藤の花が鬼の「弱点」とされるなど、印象強く作品に登場していることから、親子で記念撮影する姿もみられた。母親と来場した帯広市の高橋一綺ちゃん(5)は「寒かったけど、氷がきれいで楽しかった」と話した。(大谷健人)