滝川市の山本さん最高賞 氷彫刻展冬季帯広大会
第58回おびひろ氷まつりの「第37回北海道氷彫刻展冬季帯広大会」(帯広のまつり推進委主催)で、最高位の北海道知事賞に、「ログホテル メープルロッジ」(岩見沢市)の料理長山本剛史さん(37)=滝川市=の「ヤタガラス」が選ばれた。
同大会は道内から8人が参加。決められた大きさの氷柱8本を使い、29日午前9時までの40時間で作品製作に取り組んだ。
ヤタガラスは日本神話に登場する3本足の架空の鳥。5年ぶりに出場した山本さんはアイスピックなどを使って羽の一枚一枚をきめ細かく表現。体にはシカや龍のデザインをあしらった。選考した日本氷彫刻会の馬渕善範帯広支部長は「与えられた氷柱を無駄なく使い、オリジナルの発想で氷ならではの透明感をうまく表現した」と評価した。
山本さんは「コロナから守ってくれそうな、神々しさをイメージした。ずっと賞を目標としていたので、素直にうれしい」と喜んだ。(高田晃太郎)