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帯北高ブレイクダンス部 東日本大会で初出場3位「子どもに面白さ伝えたい」

初の全国規模の大会で3位に入った帯広北高ブレイクダンス部。手前は石井さん、後列は左から高橋さん、片山教諭、渡辺さん

 創部2年目の帯広北高校ブレイクダンス部の3年生が、ダンスの甲子園とされる「第13回日本高校ダンス部選手権」東日本大会に初出場し、3位に入った。高校からダンスを始めた生徒たちの健闘を指導者は「想像以上」とたたえる。メンバーは卒業後も競技を続け、「地元の子どもたちにも面白さを伝えたい」と意気込んでいる。

 同部は2018年に4人の同好会としてスタートし、翌年、正式に部として認められた。地域のイベントに出演し、興味を持った新入生が入部して、今では11人に部員が増えた。

 日本高校ダンス部選手権は東西に分かれ、昨年12月末に東京であった東日本大会は、事務局に選出された首都圏や東北地方の62チームが参加。3人1チームで交互に演技を披露する形式で、トーナメント戦が行われた。ブレイクダンスやヒップホップなどオールジャンルで、DJの曲に合わせて即興で踊り、ダンス技術や適応力を競った。

 帯広北高から出場したのは、いずれも3年の高橋咲弥さん(17)、渡辺大輔さん(18)、石井真帝(さなと)さん(17)。中学時代は帰宅部だったという渡辺さんは「側転もできなかった」と振り返るが、練習すればするほど上達する面白さにのめり込み、今では難易度の高い技を難なくこなすようになった。

 ダンス歴10年以上の部員も出場する中での、今回の3位。「ブレイクダンスはダイナミックな動きなので、他のダンスと比べて曲に合わせた細かな動きが難しい。ジャンルも異なるプロダンサーから審査され、勝てたことは自信につながる」と顧問の片山奨久教諭。3人は「優勝を狙っていた」と悔しがるが、いずれも高校卒業後、ダンスを続けて後輩に夢を託す。

 高橋さんと渡辺さんは、片山教諭が今年立ち上げた子ども向けの教室「帯広ブレイキンスポーツクラブ」のインストラクターになる予定。石井さんは札幌の大学に進学し、ダンス部に所属する。3人は「ブレイクダンスの楽しさ、格好良さを多くの人に伝えていきたい」と話している。

 同クラブの問い合わせはインスタグラム公式アカウント(obihiro_breakin_sport)、片山教諭(070・2424・0803)へ。(高田晃太郎)

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