師走スケッチ「正月の縁起物『口取り菓子』鮮やかに 芽室・お菓子のまさおか」
【芽室】今年も残すところわずかとなり、十勝管内のスーパーや菓子店では正月の縁起物「口取り菓子」が並んでいる。芽室町の老舗「お菓子のまさおか」(正岡崇社長)でも、タイやツルなどの形に整えた色鮮やかな和菓子が目を引いている。
口取り菓子は、おせち料理の縁起物を模して作る郷土菓子。無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを願って正月に食べる風習があるという。
お菓子のまさおかでは27日から本格的に製造が始まり、練り切りのタイや、求肥であんをくるんだツルをはじめ、練り切りのあんを包んで「壽」の文字をかたどった縁起物も新たに登場。28日から店頭に並び、7種類入り(1500円)と6種類入り(1050円)の計70セットを用意、バラ売り(150~450円)もしている。
正岡社長は「和菓子を食べてコロナに負けず、新しい年を過ごしてほしい」と話す。年内は休まず営業(午前9時~午後7時、31日は午後4時まで)。年始は元日と2日が休み、3、4日は午後5時まで。(小縣大輝)