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将来はゲームクリエイターに 帯広光南小4年の野村君がプログラミング大会銀賞

賞状を手にする野村君。後方は自作したゲームの画面

 16歳以下の子どもがプログラミング技術を競う「第10回U16旭川プログラミングコンテスト」で、帯広光南小学校4年の野村一護君(9)が銀賞に輝いた。中学生に交じっての入賞となり、「将来はゲームクリエーターになりたい」と意気込んでいる。

 コンテストは11月に旭川市で行われ、旭川と近郊の中高生ら41人が出場。野村君はハードウエアの制御を行う「IoT部門」で、指定された秒数で体内時計の正確さを競うパソコンゲームを制作した。

 金賞は旭川の中学校のパソコン部、3位は中学3年生。小学生の出場はただ1人だったが、「金賞の自信があったので悔しい」(野村君)と慢心しない。

 テレビゲームが大好きな野村君は「自分でも作ってみたい」と、小学2年の時に帯広市内のプログラミング教室「知恵の実」(笹谷まゆみ代表)に入塾。家庭で自分専用のパソコンを買ってもらうと、「朝起きたら、歯磨きの前にパソコンの電源を入れる」(母の涼子さん)ほどに熱中。子ども向けのプログラミング言語「スクラッチ」を使いこなすようになった。

 昨年はジュニア・プログラミング検定(サーティファイ情報処理能力認定委員会主催)の最上級「ゴールド級」に、当時最年少で合格。今年9月のタイピング技能検定では、特級に次ぐ1級を取得した。

 インターネットの掲示板で作品を公開し、仲間との交流も楽しみという野村君は「頭の中で考えたことを実現させるのがプログラミングの面白いところ。作ったゲームを他の人たちも楽しんでくれたらうれしい」と話す。(高田晃太郎)

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