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西明(幕別小5年)全勝V 道少年相撲特別大会

優勝トロフィーを手にする西明勇冴(右)と武藤利浩監督

 【幕別】相撲の道少年特別大会(道相撲連盟主催)が15日、札幌中央体育館で行われ、小学3~5年の部で十勝相撲連盟(小師国光理事長、武藤利浩監督)の西明勇冴(さいみょう・ゆうご)=幕別小5年=が、リーグ戦3戦全勝を挙げ、頂点に立った。西明は「自分の相撲を貫いて、1回負けていた相手に勝つことができた」と、雪辱を果たしての優勝を喜んでいる。(新井拓海)

 同部には4人が出場した。西明は小学3年時に全道大会を制し、全日本大会でも1勝している実力者で、身長150センチ、体重80キロの恵まれた体格を生かした得意の押し相撲を突き通した。

 初戦から落ち着いた試合運びでの快進撃だった。山場となったのは2試合目。昨年の別の大会で、全国出場の懸かった一戦で惜敗した相手との再戦。前回は強気で当たりに行ったが、相手の引き技で落とされた。今回はしっかりと腰を割って重心を低くして、足も前に出た。「怖かったけど、とにかく押した」と、立ち会いで当たると一気に押し出し、悔しさを晴らした。武藤監督も「3試合通して危なげなかった」と納得の表情を見せた。

練習中断も鍛え直す
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4~6月は全く練習ができなかった。7月から徐々に練習を再開。階段を駆け上がるトレーニングや四股、すり足、腕立て伏せと基礎の力を鍛え直した。

 コロナ禍で今年は軒並み大会が中止に。特別に設けられた今大会は、こまめな検温や試合後のシャワーを徹底するなど、道連盟のガイドラインをもとに、感染対策を徹底する中で行われた。

 難しい状況が続くが、「来年は全国に出場し、(過去の成績を上回るように)2回以上勝ちたい」と、力強く話した。持ち味の押し相撲を磨き続け、待ち遠しい大舞台での活躍を誓った。

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