デザインフェスタで山本真矢さんが巨大ライブペイント
【東京】東京ビッグサイトで7、8日に開かれたアジア最大級のアートの祭典「デザインフェスティバル vol52」に、帯広市出身の画家山本真矢さん(27)=東京=が参加した。山本さんは脚立に乗って特大キャンバスに描く「巨大ライブペイント」に挑み、10時間かけて、写実の要素も織り交ぜたカラフルでポップな水彩画を制作。来場者の注目を集めた。
同フェスはプロ・アマを問わず、自由に表現できる場を提供するイベントとして1994年に開始。コロナ禍で春は開催を見送ったものの、今秋は例年と同規模の3500ブースにアーティストが出展。大勢の来場者と交流した。
山本さんの参加は昨年に続き2回目。今回は「楽しいものとクレイジーなものをごちゃ混ぜにしてカラフルに描こう」と決め、高さ3・6メートル、幅8メートルの特大キャンバスに、リアルな目や女性やガイコツの顔など下絵を描き、色を重ねた。
写実画が専門の山本さん。いつもは油絵で静かに作品と向き合うが、人通りの多い場所で話し掛けられたり、他の作品を見たりなどたくさんの刺激を受ける2日間だったという。「黄色の蛍光カラーなど、水彩独特の鮮やかさがある。見て驚いて楽しんでもらえたら」とし、「来年もぜひ出たい」と話した。(植木康則)
【10秒動画】デザインフェスタで山本真矢さんが巨大ライブペイント