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おうちでハロウィーン 雑貨店や菓子店の商戦佳境

カボチャが乗ったタルト(手前)とショートケーキ(菓子の家)

 31日は「ハロウィーン」。日本でも定着した欧米の伝統行事で、帯広市内の菓子店や雑貨店ではケーキや袋詰めの菓子、装飾小物の売り出しが佳境を迎えている。新型コロナウイルスの感染懸念を背景に、自宅でハロウィーンを楽しもうと巣ごもり需要が好調だ。

カボチャのケーキ人気
 ケーキや焼き菓子を販売する菓子の家(西9南11、佐藤孝之代表)は、ハロウィーンに合わせて作られるジャック・オー・ランタンにちなみ、5種類のカボチャを使ったケーキを9月末から期間限定で店頭に並べている。

 人気は、カボチャを生地に練り込んだシフォンケーキ(直径17センチ、1080円)。ショートケーキ(540円)やタルト(486円)は、大きく切り分けたカボチャの甘煮が載っている。

 佐藤代表は「ハロウィーン向けのケーキの需要は例年より2割近く良い。外出自粛のムードは少し薄れたが、自宅で楽しもうと購入していく人は多い印象」と話す。

プレゼント用に小分けした菓子の詰め合わせが人気(地球屋)

グミやクッキー詰め合わせ好調
 雑貨店の地球屋(西8南18、工藤里子代表)では、店内の出入り口付近に特設コーナーを設けた。菓子の詰め合わせやラッピング用品、仮装した猫やカボチャのかぶり物をした人形など、室内に飾る小さな置物を販売している。

 ハロウィーンにちなんだポテトスナックやグミ、クッキーなど3~5種類を小さな袋に入れた詰め合わせ(100~500円程度)が好調な売れ行き。

 予算に応じた詰め合わせの注文も多く、従業員も袋詰めの作業に忙しい。「家族や友達向けにまとまった量の注文も。売り上げのうち、詰め合わせの比重がいつもより高い」(工藤代表)という。(深津慶太)

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