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北海道の海の幸ふんだんに 帯南商高美術部の黒板アート完成

完成した黒板アート作品と美術部員ら。前列中央が徳岡さん、左隣が斉藤部長

 黒板を巨大なキャンバスに、チョークで絵を描く「黒板アート」。帯広南商業高校美術部(斉藤かすみ部長、部員9人)が今年度の「黒板アート甲子園」に出品する作品が完成し、生徒らの目を引いている。タイトルは「Wonderful North Fish」。北海道の海の幸をふんだんに描いた力作だ。

 黒板アート甲子園は黒板メーカーの日学が主催。今年は新型コロナウイルスの影響で春の開催が秋にずれ込み、10月11日の最終審査で各賞が発表される。

 帯広南商業高美術部は例年参加しているが、今回は高文連に出品する作品の制作時期と重なり、今月10日に作業を始めてわずか1週間程度で完成させた。

 作品は同校美術室の黒板に描かれ、秋を代表するサケを中央に、ホッケ、サンマ、タラバガニ、毛ガニ、イカ、イクラ、ウニ、ホタテといった北海道名物の海鮮を周辺に配置した。

 作業は前部長で唯一の3年生・徳岡里桜さんが中心となり、全部員が参加。徳岡さん以外は黒板アート初挑戦になった。チョークは各教室で短くなったものを再利用した。「1、2年生にとって黒板アートは初めての経験だったが、きれいに描き込んでくれた。短い期間でも全体にバランスが取れた作品になった」と徳岡さん。斉藤部長は「高文連後で疲れもあったが、部員全員が参加し、特別感、達成感があった」とし、同部の野澤雅之教諭も「忙しい中でも毎日、放課後に2~3時間かけて頑張ってくれた」と生徒をねぎらった。

 一般の人が直接作品を見ることはできないが、同校で23日に行われた体験入学の際、制作過程を約30秒にまとめた動画で参加者に紹介したところ、好評だったという。(大谷健人)

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