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帯畜大構内 樹木切り遊歩道 OBら反対「動物に悪影響」

帯広畜産大学正門から総合研究棟1号館へ続く樹木。ピンクのテープが巻かれた木が伐採対象

 帯広畜産大学(奥田潔学長)が遊歩道などの整備のため、構内の樹木を伐採する計画を進めていることが分かり、同大卒業生や一部教員らが反対活動を行っている。大学側は近く正門付近などの樹木伐採を行う予定で、OBらは「森は大学のシンボル。動物たちへの悪影響が出るのでは」と訴えている。

 遊歩道などの整備は大学の整備計画「キャンパスマスタープラン」に盛り込まれ、老朽した並木の整備も記されている。現在、同エリアの正門から総合研究棟1号館前の道路脇の木々をはじめ、シラカバなど伐採予定の木にはピンク色のテープが巻かれている。

 これに対し、伐採を知った卒業生らがSNSを通じて問題提起し、伐採反対の動きが広がっている。24日には卒業生で帯広市在住の草薙司さん、佐藤尚道さんを共同代表に「畜大の杜(もり)を考える会」が立ち上がり、25日夕方に大学に要望書を提出する動きを見せている。現在、在校生を含め100人を超える賛同者が集まっている。

 奥田学長は計画について、古くなり、災害時に倒木の危険を増している木があるとした上で、「学内整備も絡めて進めている。ただ、極力生かすものは生かす方針で考え、環境関係の教員の意見も取り入れている。いたずらに進めている訳ではないが、反対意見も受け止めたい」と話している。(松田亜弓)

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