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「課題解決し地域振興を」 インターン生が見た日高山脈・近藤正基

 26日、日高山脈の山間部にある札内川園地キャンプ場を訪れた。付近には札内川が流れ、一帯は青々とした木々に囲まれている。ここは日高山脈山岳センターを中心としたキャンプ場であり、テニスコートやバンガローといった施設が用意されている。

 数ある設備の中でも注目すべきは「住箱(じゅうばこ)」だ。住箱とは建築家の隈研吾さん監修のトレーラーハウスである。ここにある住箱は水道、電気、ガスが通っており、食材などもここの施設で購入できるため、手ぶらでアウトドアを楽しむことが可能。「自然」と「高級感」を融合した新しいキャンプであり、キャンプ初心者から上級者まで幅広くニーズがある。

 中札内村などは札内川園地を含む日高山脈襟裳国定公園を国立公園にし、地域振興の意味で知名度アップを狙う。しかし、知名度が上がったことで来場者が増えることによる自然破壊や、ヒグマとの共生の問題が浮かび上がっている。これらの問題さえ解決されれば、日高に足を運ぶ人が増えるのではないだろうか。(近藤正基)

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