「住箱で自然と一体に」 インターン生が見た日高山脈・櫻井詩穂
日高山脈襟裳(えりも)国定公園の国立公園指定に向けて日高山脈をより詳しく理解するために日高山脈山岳センターを訪れた。
同センター展示室には日高山脈の生い立ちや歴史を紹介する資料、南北約150キロに渡る日高山脈のジオラマが展示されており、日本最後の秘境の一つとも呼ばれる「日高山脈」について、同行してくれた勝毎の新聞記者の方の説明も聞きながら理解を深めた。
隣接する札内川園地キャンプ場には、移動式のモバイルハウス「住箱(じゅうばこ)」が3棟あり、その中に入ると、ヒノキの香りが漂い、窓から見える景色には人工物が一切ない、広々とした自然豊かな日高山脈の緑を感じることができる。その自然との一体感に思わず「すごい」と声を上げて驚いた。
キャンプ場には、釣りやキャンプを楽しむ家族連れの姿が見られたが、平日ということもあり、ごくわずかであった。夏のにぎわいをイメージしながら、コロナに負けず、思い切りアウトドアを楽しめる日を待ち望んでいる。(櫻井詩穂)