地域と連携し、国家防衛に貢献 廣惠第11代陸自第5旅団長が着任会見
陸上自衛隊第5旅団(司令部帯広)の第11代旅団長として25日、廣惠(ひろえ)次郎陸将補(53)が着任した。着任式が同日午前、帯広駐屯地で開かれ、式後の会見で廣惠新旅団長は「コロナ禍でも十分な対策を取り必要な任務を完遂できるよう、地域の皆さんと連携し、しっかりと国家防衛に貢献していきたい」と抱負を述べた。
廣惠旅団長は1966年奈良県生まれ。防衛大機械工学科を卒業後、第8通信大隊(熊本市)を振り出しに西部方面隊西部方面通信群長(同)、統合幕僚監部指揮通信システム部長、通信学校長(神奈川県横須賀市)などを歴任。前任は陸上幕僚監部指揮通信システム・情報部長。
着任式で廣惠旅団長は隷下14部隊の隊員約720人を前に、「各種事態に即動し、任務を完遂する第5旅団を錬成する。部隊には『一日一歩』として仕事、プライベートどんなことでも毎日、挑戦をしてほしい」と着任の辞を述べた。
北海道・十勝は初めての任地で、「雄大なイメージ通りの景色が広がっていた。(任務で)フランスに留学したこともあり、ワインが大好き。十勝ワインも早く飲んでみたい」と語った。(大谷健人)