カムエク登山ルポ クマの気配、滑落の恐怖 危険と隣り合わせ
【中札内】「カムエク」の通称で親しまれる日高山脈第二の高峰カムイエクウチカウシ山(1979メートル)。ここで福岡大学ワンダーフォーゲル同好会(当時)がクマに襲撃され、3人の死者が出た事件から今年で50年がたった。整備された登山道はなく、昨年夏もクマによる人身事故が2件相次いだ“危険な”山は、一体どんな場所なのか。十勝毎日新聞社の登山パーティー(3人)は16、17日に1泊2日で頂上を目指した。(...
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カムエク登山ルポ クマの気配、滑落の恐怖 危険と隣り合わせ 3

雲間から差し込む朝日。17日は十勝管内の平野部では真夏日を記録する地点があったが、標高1000メートルを超えると雨雲に包まれた。

いまだ雪渓の残る999メートル三股。テントに荷物を残し、軽装で頂上を往復する登山者が多く見られた

札内川に入渓して

徒渉を繰り返しながら札内川をさかのぼる。場所によっては腰付近まで水に漬かる場所も